
2024-07-30
インタビュー
約130年間培ってきたエンタメ事業の知見を「未来のエンタメ作り」に
松竹ベンチャーズ 飛田紗里さん
Startup Next編集部がお届けする、今をときめく!投資家インタビュー。志を持って活動される投資家のみなさんのバックグラウンドや考え方に、一歩踏み込んでご紹介しています。今回は松竹ベンチャーズの飛田紗里さんにお話を聞きました。
飛田紗里
テレビ局のアナウンサーを経て、2017年 松竹に入社。イベントプロデューサーを経験した後、XRコンテンツの企画開発に従事し、ロケーションベースVRやARアプリの制作を担当。2021年 シード特化VC・ANOBAKAへの出向を経て、スタートアップとの事業連携やバーチャルプロダクション技術を用いたスタジオの運営に携わり、プロデューサー業務に従事。2022年 松竹ベンチャーズ執行役員に就任。投資条件や投資実績がわかる!飛田紗里さんの投資家プロフィールはこちら👇(顔写真をクリックするとプロフィールを閲覧できます。)
まずは、飛田さんについて教えてください!
松竹ベンチャーズで、スタートアップ×松竹の事業共創と投資を担当しています。
エンタテインメント領域をメインとしつつ、我々が知らない領域を舞台に、新しいエンタメの形を一緒に創り出せるような事業・サービスにも興味があります。
新卒では東北のテレビ局に入社し、アナウンサーをしていました。未曾有の事態の中で「楽しむこと」の尊さを実感し、誰かの琴線に触れる物語やサービスを生み出せたらどんなに素晴らしいだろう、と考えたことが始まりで今に至ります。

(写真:アナウンサー時代)
飛田さんが投資家になったきっかけは何ですか?
社内の新規事業プログラムに参加したことがきっかけです。
2019年、松竹でスタートアップと一緒に新規事業をつくる公募制のプログラムが始まり、手を挙げて参加しました。熱量の高いスタートアップの皆さんと課題解決に向けた新しい挑戦をして、その挑戦を形にできたときにやりがいを感じる一方、同世代の起業家の考えに追いつけず、自分の知識不足を痛感しました。
もっとスタートアップのビジネスを学びたいと考え、上司に申し出て、ご縁あってVCのANOBAKAに出向させていただきました。出向先では、投資業務の実務的なことから起業家との向き合い方まで、とても貴重な学びを得て、スタートアップ投資・支援に関わりたいとより強く思うようになりました。
実際に活動をしてみると、起業家と向き合うほか、同業他社の投資家の皆さんとの交流の多さに驚きました。話題の領域・事業を分析したり、違う事業経験者の視点からディスカッションをしたり。スタートアップにとって何がベストなのか、投資家側が気を付けておくべきことは何か等、比較的新しい業界だからこそ、企業の垣根を超えた知見の共有や人材育成が活発な点は素敵な文化だと思っています。
現在はどんなところに投資していて、投資先とはどんな関係ですか?
松竹ベンチャーズでは、松竹の既存事業に限らず、Vtuberや映像コンテンツ制作、体験型エンタメ等のエンタテインメント領域をメインに投資しています。また、宇宙や自動運転といった私たちにとって新しい領域においても、エンタテインメントの多様化を見据えてご一緒しています。
私たちが1番貢献できるのは、松竹が持つアセットの活用や共同で事業開発を進めることだと思っているので、既にプロダクトが稼働しているシリーズAごろのスタートアップに投資させていただくことが多いです。シード期のスタートアップとは、まずは共創プログラムでご一緒させていただいてます。

(写真:CVCイベントにて)
投資先との関わり方については、「新しいエンタメの形を一緒に追及していけるパートナー」という関係を目指していて、どの投資先の皆さんとも共同事業に関するディスカッションを行っています。会社によりますが、基本的には投資検討と併せて共同事業の検討を進めているので、投資実行前から週1でミーティングをする投資先もあります。
また、投資先に限らず、共創プログラムでご一緒したスタートアップとも長く関わりを持たせていただいています。社内には歌舞伎や映画など脈々と受け継がれてきた伝統があり、各分野のプロもいるので、事業アイディアに関するヒアリングを受けることも多くあります。エンタテインメント事業会社の横のつながりを活かしたご紹介等も積極的に進めています。
魅力を感じる起業家はどのような人ですか?
夢をもって、自分のやりたいことを見つけて行動している人を人として尊敬しています。その上で、起業家としては、冷静さと情熱のバランスに優れた人、周囲を巻き込む力を持っている人に魅力を感じます。
エンタテインメントのプロダクトは、いわゆる品質を担保する”クオリティライン”が明確ではありません。リスク回避も進行管理ももちろん重要ですが、想像力を働かせて、仲間を巻き込んで、ギリギリまでクオリティにこだわる…そんな熱さを持った方がいるチームとご一緒したいです。
今後の展望とスタートアップ起業家へのメッセージをお願いします!
エンタテインメント企業のCVCの一員として、「未来のエンタメ作り」を進めることが大きな目標です。未来を見据えた新しい発想や画期的な事業は、それこそ1つのエンタテインメントだと思うんです。特に事業戦略の面で良いパートナーだと思ってもらえるような、投資担当兼事業担当でありたいです。
松竹は、約130年、エンタテインメント事業に向き合ってきた会社です。担当としてもチームとしても、また社内にいる各分野のプロとも連携しながら起業家の皆さんを全力でサポートしたいと思っています。
資金調達のタイミングに限らず、事業連携の相談やヒアリングなど、事業面でもお声がけ頂けると嬉しいです!
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